「明るく元気に仕事をしよう!」を
モットーに、新工法に挑む
須藤 今回の林業技術総合センター改築工事は、県内初のCLT工法の建物ということで、橋本店でも初めて携わる工法だった。木ならではのダイナミックな造形であったり、主要材料のCLTパネルも県産の杉材を使ったり、注目度の高い現場だったね。
佐々木 そうですね。従来のRC造に比較するとCLT工法は基礎や躯体工期が短縮できるメリットがある一方で、パネルを固定するアンカーボルトもたくさんあって、そのセットには神経を使いましたね。
須藤 そうだね。きちんと等間隔にボルトが入っていないとパネル間に隙間ができてしまうし、木の特性を読みながら、そこは協力会社さんと相談してきちんと収まるように苦慮したところだった。向田くんは入社してすぐにこの現場に配属されたわけだけど、施工管理にどんな印象を持った?
向田 まず、現場を見るのが初めてでしたし、かなり緊張していました。そんな時、所長である須藤さんが「この現場では、明るく元気に仕事をしよう!」と声をかけてくださったので、ちょっと緊張がほぐれました(笑)。仕事は右も左もわからず無我夢中でしたが、佐々木さんが優しく指導してくれました。
佐々木 私も今年入社3年目で、初めて後輩がついたのがこの現場でした。私自身、新入社員の頃は緊張していたことを思い出し、後輩には優しく接するようにしています。