土木事業

CIVIL ENGINEERING

頻発する自然災害にも耐える、
これからの土木を追求。

橋本店土木部では、宮城県内を中心に官庁や民間企業より発注される道路や橋梁、トンネル、湾岸や河川などにおける構造物を造っています。東日本大震災以降は復興道路や防潮堤など、数多くの整備事業に携わりました。こうした経験と近年多発傾向にある自然災害を踏まえ、これからの土木には、より強靭性の高い構造物の必要性を感じています。昨今は社内全体においてBIM/CIMをはじめとするICT技術の拡充を推進。作業全般での生産性と安全性の向上を図るほか、社員のワークライフバランスの実現を目指すなど、様々な取り組みを進めています。

INTERVIEW 常務取締役/土木本部長 村山 英明 ICT技術を活用し生産性向上と高品質のものづくりへ

当社では2018年よりBIM/CIMを始めとするICT技術を導入し、仕事の効率化や生産性向上に取り組んでいます。2020年10月には、当社の災害対策拠点のテクノロジーマネジメントセンター内にBIM/CIMの技術習得施設を増設。現在は3次元モデリングデータを社内で製作し、全ての公共工事に活用、現場の見える化から効率的な施工計画、打ち合わせ時間などの短縮を図るとともに、より質の高いインフラや構造物の提供を目指しています。また、こうした一連の取り組みは、働き方改革のエンジンでもあり、労働時間の改善や生産性の向上、社員のワークライフバランスの実現や当社のSDGs達成に欠かせない施策となっており、企業全体における重点目標となっています。

土木の原点を垣間見た、
復興事業

私は、東日本大震災の復興事業において、仙台市〜山元町の海岸防潮堤建設に携わりました。実際の工事は、震災から1年を経過した頃に始動。その北端にあたる深沼海岸には、津波でなぎ倒された防風林が転がり、荒涼とした風景が広がっていました。海岸防潮堤は約60工区に及び、当初は大まかな設計図はあったものの細部までは決まっておらず、完成形が見えない状況の中で国土交通省と施工業者が一体となり、それぞれに知恵や工夫をこらしながら工事を進めました。驚いたのは、現場周辺の住民の方々から寄せられる「頑張ってください」や「協力するので早く完成させて欲しい」などの激励の声で、地域の安全や経済、人々の命を守る土木の原点を垣間見たような思いがしました。また、復興事業に限らず、昨今は地域の方々の理解や連携は欠かせないものになってきました。住宅地や繁華街などに程近い現場では「工事だより」を配布し、工事の進捗を伝えるなど、事業全般で愛されるものづくりを実践することが大切だと考えています。


自身も含め、県内出身者が多い橋本店。その土地の風土や文化への理解が、地域の皆様に喜ばれるものづくりに生かされている。

技術力と人間力で
土木の未来を拓く

地域に根ざした建設業として140年余り。当社の長い歴史を振り返れば、国内初のシールド工法や、近年では宮城スタジアムやせんだいメディアテーク、気仙沼大島大橋など、県内のランドマーク的な建物や構造物の建設にも数多く携わってきました。地域に寄り添いながら時代に呼応し、自ら率先して行動する。そうした先達の思いを受け継ぐとともに、技術革新のみならず、造り手である私たち自身もものづくりへの探求心と人間力を高めることが重要ではないかと思います。昨今は自然災害が頻発する傾向もあり、これからの土木の使命は、災害から大切な命や経済活動を守る強靭性が不可欠だと実感しています。地元・宮城で研鑽を積み、そこで培ったあらゆる知見を活かしながら、今後も魅力ある建設会社として奮闘していきます。