海洋土木

OCEAN CIVIL ENGINEERING

沿岸部の迅速な復旧と
地域の夢をつなぐ海洋土木

橋本店の海洋土木は、2011年に発生した東日本大震災を契機に三隻の大型海洋工事用船舶を導入したことで新たなステージを迎えることとなりました。震災では沿岸部の港湾・河川などの数多くの施設が津波により破壊。私たちは、これらの船舶を駆使し、2016年度までに47件の海洋土木工事を受注しました。2017(平成29)年には、気仙沼市大島と本土を結ぶ「気仙沼大島大橋」架橋工事にも携わり、地域の復興と新しいランドマークの誕生をサポートすることができました。

所有船舶

港湾工事向け多目的クレーン台船

MAX POWER 150t

「浚渫(しゅんせつ)」とは、港湾や河川、運河などの底面を浚(さら)い、土砂を取り去る作業を言います。その主な目的には船舶が安全に航行できるよう航路を確保することや、底面に堆積した砂やヘドロを除去し、スムーズな水流を確保することなどがあります。このクレーン台船はグラブ式で1時間当たり400m3の浚渫が可能。離岸・接岸・旋回が自由にできます。


第二天将丸

船体主要諸元表(グラブ式浚渫船)



長さ 51.0m
17.0m
深さ 3.5m
総トン数 680.0t
船質
吃水 2.0m

能力 400m3/h
グラブ容量 10.0m3
深度 25.0m
GPS
サイドスラスター

海洋土木と橋本店

2011年に発生した東日本大震災では、岸壁や防波堤など数多くの港湾施設が被害を受けました。橋本店では「仙台港区外港地区南防波堤(災害復旧)上部工事」や「名取市閖上漁港災害復旧工事」「寒風沢漁港防潮堤等災害復旧工事」など、2016(平成28)年度までに海洋土木工事47件を受注。また、これらの海上工事は三万時間無災害を記録し、2015(平成27)年1月8日、宮城労働局より表彰を受けました。